こんな方におすすめ
- ロングテールキーワードの選び方を知りたい
- ブログのアクセス数を増やしたい
ロングテールキーワードでのSEO対策を正しく理解すれば、着実に成果に結びつくブログ運営ができるようになります。
この記事ではロングテールキーワードのメリット・デメリットを解説し、そのあとにロングテールキーワードの特徴を活かした選定手順4ステップを説明していきます。
記事を読み終えれば、ムダなコンテンツ作成に疲弊することなく、戦略的で効率的なブログ運営をすることができるようになりますよ。
Contents
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを掛け合わせた検索キーワードのことで、月間の検索数が1,000未満のものをさします。
*たとえば「在宅ワーク パソコン おすすめ」といったもので、このキーワードの月間検索数は390件です。
そしてロングテールキーワードには、「検索数は少ないが、コンバージョン率が高い」という特徴があります。
コンバージョンとは
コンバージョンとはブログに訪れたユーザーが、何らかのアクションを起こし、行動が成果に転換することをさします。
つまり「コンバージョン率が高い」とは、「ブログに訪れたユーザーが何らかの行動を起こす可能性が高い」ということです。
ちなみにロングテール(長い尻尾)という言葉は、アメリカのChris Anderson氏が「インターネットの普及により、ニッチ商品の販売総額がヒット商品の販売総額を上回るようになった現象」を表したものです。
ブログ運営についても、検索数は少ないが一定の需要があり続けるキーワードをロングテールキーワードと呼び、SEO対策の一環として重視されているわけです。
ロングテールキーワードのメリット
ブログ運営におけるロングテールキーワードのメリットは4つです。
- 上位表示を狙いやすい
- 検索意図がわかりやすい
- コンバージョン率が高い
- 音声検索に適している
それぞれ説明していきますね。
上位表示を狙いやすい
1つ目のメリットは上位表示を狙いやすいことが挙げられます。
なぜならロングテールキーワードはその他のキーワードに比べて、競合性が弱い傾向にあるからです。
たとえば「在宅ワーク(月間検索数11万件)」で検索すると表示される上位10社はすべて大手企業です。
一方で「在宅ワーク パソコン おすすめ(月間検索数390件)」を検索すると、上位10社中2件が個人ブロガーが運営するブログでした。
たしかにロングテールキーワードも競合が増えている傾向にありますが、ビッグキーワードに比べるとまだまだ上位表示できる可能性が高いのがわかりますよね。
検索意図がわかりやすい
2つ目のメリットは検索意図のわかりやすさにあります。
こちらも先ほどの例でみてみます。
あなたが「在宅ワーク(月間検索数11万件)」で検索するとき、なにを知りたくて検索するでしょうか。
「在宅ワークできる転職先を探している」、「在宅ワークのメリット・デメリットを知りたい」等々いろいろな検索意図が想像できるとおもいます。
では「在宅ワーク パソコン おすすめ(月間検索数390件)」で検索するときはどうでしょう。
このロングテールキーワードは「在宅ワークするのにおすすめなパソコンを探している」という検索意図に特定できますね。
このように検索意図が明確になれば、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することが可能となり、ユーザーの利便性だけでなくSEO対策としても有効になるのです。
コンバージョン率が高い
3つ目のメリットはコンバージョン率が高いことです。
コンバージョンとは
コンバージョンとはブログに訪れたユーザーが、何らかのアクションを起こし、行動が成果に転換することをさします。
つまり「コンバージョン率が高い」とは、「ブログに訪れたユーザーが何らかの行動を起こす可能性が高い」ということです。
「在宅ワーク パソコン おすすめ(月間検索数390件)」をみてもわかります。
このロングテールキーワードで検索して、ブログに訪れたユーザーに期待できる行動はなんでしょうか。
「気いったパソコンの購入」になりますよね。
もちろん「購入」という収益に直結する行動だけでなく、「関連情報を知りたいから、リンク記事を見る」といった間接的に収益に繋がるキーワードもあります。
いずれにしても、ユーザーのコンバージョン率が高いことはブログ運営にとって大きなメリットです。
音声検索に適している
4つ目のメリットは音声検索に適していることです。
例えば、スマートフォンの音声アシスタントやスマートスピーカーで検索するときを考えてみましょう。
「在宅ワークで使えるおすすめのパソコン教えて」「京都でおすすめのカフェは?」
このように話し言葉での検索になるため、キーワードが複数(ロングテールキーワード)になりやすいです。
また昨今では音声検索が急速に普及している傾向にあり、ロングテールキーワード対策の重要性は今後も高まっていくと想定されます。
ロングテールキーワードのデメリット
ブログ運営におけるロングテールキーワードのデメリットは3つです。
- 大きな流入がない
- 時間がかかる
- コンテンツが重複しやすい
それぞれ説明していきますね。
大きな流入がない
1つ目のデメリットは大きな流入が期待できないことです。
ロングテールキーワードはユーザーを特定してのコンテンツ作成ができる一方で、1つ1つのコンテンツに訪れるユーザー数は少ないものとなります。
そのため、1つ1つのキーワード分析(検索意図・需要など)や多くのコンテンツ作成がブログ運営成功のカギとなります。
時間がかかる
2つ目のデメリットは時間がかかることです。
ロングテールキーワード対策では、ニッチな需要をたくさん拾うことが重要となります。
そのため、コンテンツの積み上げには多くの作業量が必要となり、検索結果で上位をとるまでの過程も長くなってしまうのです。
ブログでの成功には、コツコツと作業を継続することが大切であることを覚悟しておきましょう。
コンテンツが重複しやすい
3つ目のデメリットはコンテンツが重複しやすいことです。
たとえば「在宅ワーク 転職 方法」と「在宅ワーク 転職 やり方」ではキーワードは異なるけども、意味は同じになりますよね。
意味合いが同じになるもので、コンテンツをたくさん作っても、ユーザーの利便性は向上されず、SEO対策の観点からも逆効果となります。
コンテンツの管理は大変なものになりますが、ブログ全体でユーザーの利便性を向上させていく構造にしていくことが大事です。
ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードの効果的な選び方は以下の4ステップです。
- ブログのメインキーワードを決める
- 関連キーワードの抽出
- ディレクトリ構造を決める
- 記事を書く
では、順序だてて説明していますね。
ブログのメインキーワードを決める
はじめにブログのメインキーワード(=ビッグキーワード)を決めます。
メインキーワードを決めるためにまず、次の質問に答えてください。
- アフィリエイト商品の確認(報酬単価1,000円以上のものが理想です)
- どんな人に向けてブログを書きますか?(ターゲット)
- その人はどんな悩みをもっていますか?(顧客課題)
- その悩みのうち何を解決できますか?(あなたの強み)
- 解決のために紹介できるアフィリエイト商品はありますか。(マネタイズ)
答えたら、そこからメインとなるキーワードを決めます。
このときのポイントは、相手の悩みを解決するために最低限必要となる項目(記事)数が50個程度となるものを選びましょう。
ここではメインキーワードを「在宅ワーク」と決めたと仮定して説明していきますね。
関連キーワードを抽出
次にメインキーワードに関連するキーワードを抽出します。
無料ツールのラッコキーワードで関連キーワードを検索、全コピー
無料ツールGoogleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
スプレッドシート(エクセル)等に保存
スプレッドシートに保存したものがこちら。
*右端の列と色分けは自分で加工します。
ディレクトリ構造を決める
次にスプレッドシート(エクセル)に保存したキーワードを、ディレクトリ構造に当てはめて整理します。
*ディレクトリ構造のイメージはこんな感じです。
このときのポイントはブログ全体で、想定するユーザーの悩みを解決できるように、網羅的にキーワードを配置することです。
記事を書く
記事はロングテールキーワードから作成していきます。
記事作成においては5つポイントがあるので参考にしてください。
- 記事の原則は「1つのキーワードに対して、1つのコンテンツ」
- ロングテールキーワードの中でも集客目的の記事から作成
- 集客目的の記事を10記事作成したら、収益目的の記事1記事の配分
- 記事内容はユーザーの疑問や悩みを解決するもの
- 内部リンクを使って、互いの記事・ミドルキーワードに結びつける
あとはブログ全体で情報が網羅できるように記事を書いていきましょう。
何度も言いますが、ブログ運営はコツコツと積み上げていく継続力が大切です。
僕もブログ作成の日々が続きます。
ブログ運営を成功させるために、一緒に頑張っていきましょう!!
ロングテールキーワードで活用できる無料ツール
ロングテールキーワードで活用できる無料ツールを3つ紹介します。
- Googleキーワードプランナー
- Googleサーチコンソール
- ラッコキーワード
それぞれ説明していきますね。
Googleキーワードプランナー
できること
- 関連キーワードを見つけられる
- 検索ボリュームを調べられる
- 調べたデータを保存できる
Googleサーチコンソール
できること
- Webサイトの問題点を検出できる
- ユーザーが何のキーワードで検索して訪問してきたかわかる
- 掲載順位を測定できる
ラッコキーワード
できること
- 関連キーワードの検索
- 関連キーワードの全コピー
まとめ
ロングテールキーワードは検索数が少ない反面で、競合が弱くコンバージョン率が高いという特徴があります。
1つのコンテンツで大きな成果が出るということはできませんが、複数のコンテンツを組み合わせることで大きな成果を狙うことができます。
戦略をもったブログ運営をするために、ロングテールキーワードを活用していきましょう。
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